書体

「葬祭」のデザイン

漢字の「葬祭」の中に、アルファベットで「SO SAI」が。なるほど。

地面に書かれる文字の書体

地面に書かれる文字は、普通はゴシック体なのですが。 楷書体の「とまれ」。楷書体はめずらしい。 「駐車禁止」は、なんと明朝体。希少種。

インドっぽくない

ごめんなさい、嘘ついてました。知ってて嘘つきました。悪い大人です。 まずは見てください。これは教育分野。参考書です。 これはファンタジー系。 こっちはお菓子、というか、駄菓子。 で、先日のインドっぽいと言いながら紹介させていただいた書体のふた…

インドっぽい?

すっかり流行から外れていますが、気にせず参ります。インド式です。インドの文字のことは正直よくわからないのですが、デーヴァナーガリー文字が主流のようです(Wikipedia「デーヴァナーガリー」←画像もあります)。 でも、そんな基礎知識なんてなくても、…

図書館でカリグラフィーの本を借りた

もっと知りたいカリグラフィー―絵と写真で見る歴史と技法作者: ディヴィッドハリス,小田原真喜子,David Harris,弓狩直子出版社/メーカー: 雄鶏社発売日: 1997/01メディア: 大型本 クリック: 22回この商品を含むブログ (1件) を見る 歴史的な部分の解説も(た…

「安」→「あ」

JAPEC の会長の安西愛子会長、達筆です。「安」が、まるで平仮名の「あ」のようです。「平仮名って、漢字から生まれたのだなあ」と実感する瞬間です。 …という基礎知識を得たところで、安倍川もちです。「あ」が、ほとんど平仮名です。 値札が、……これは完璧…

横三本の「来」

トイレに達筆の張り紙。「来た時よりも美しく!」とあります。 よく見ると、「来」の字が、横三本になっています。「これって誤字では? こんな達筆でも誤字があるの?」と思ったのですが、行書だからこんなもんなのかなあと、納得したような、納得しないよ…

かたかなかな?

やはりゴシック体の仮名には、いろいろと問題あるような気がします。どんどんいきます。 中古屋さんの広告にて。「アフター」ケアを「致します」とのこと。アフタが一致しているわけではなさそう。 とある企画展のちらしで、剥製(はくせい)の解説。「タカ…

カメラのきむら

「む」と読めるあたり、すごい。

字形字体と書体

「秋」について調べていて、いつのまにか自分が、字形字体に対して画一的な見方を持ってしまっていることに気づいた。「字形字体は、書体(篆書・隷書・楷書など)と関連付けて考えるべきだ」というもの。 たとえば「秋」がそうなんだけど(「『秋』の右左」…

「秋」の右左

7/11 の日記「裏返し千秋?」の「秋」の左右が(偏と旁が)逆になっている件について、ちょっと調べてきました。 画像は「書体字典」(赤井清美編、東京堂出版)からの引用です(クリックで大きい画像)。大雑把に書体で分類されています。篆書(あるいはそ…

変体仮名の銘菓

朝の鈴鹿の白子の駅前で、変体仮名を発見したときのこと。最初の「大」と最後の「木」はともかく、間の二文字がまったく読めない。別に読めなくても困らないのだけど、妙にうろたえてしまった。ふと見ると、開店前のシャッターに、ちゃんと(?)振り仮名が…

なんとなく手書き風の明朝体

お酒の宣伝より。 「一」は明らかに明朝体。三角のセリフは、間違いなく明朝体。 「飲」の左下の折れ曲がったところ、妙に飛び出しているのも、明朝体。 「終」の偏の「糸」の上部の折れ曲がった部分の独特の表現も、明朝体。これらの特徴は、いずれも、手書…

書体の情報量?

阪神電鉄バスの車体側面の「鉄」。金偏の点が横向きになってる。「揺れ」の範囲内だと思うけど、横向きだと、なんだか「卸」みたいで違和感がある。 こちらは阪急電鉄の駅で見かけた「鉄」。筆書き。やはり点が横向きになってるけど、こちらは違和感が少ない…

新聞より、O157

新聞より。見出し全体は、いわゆる「サンセリフ」なのに、O157 の「O」の部分だけ、「セリフ」な書体(→Wikipedia「セリフ」)。どうして「O」だけ書体を変えているのか、痛いほど理解できるのですが、だからこそ痛々しく思えてなりません。

変体仮名駐車場

右側の「お」は普通の仮名に見えますが、中央上の「お」は、ついつい「変体仮名」と言いたくなります。しかし、街中の駐車場でこんな字を見ることができるとは。ささやかな幸せ。※関連→「変体仮名に挑戦」

ステンシル書体(?)の職人技

いわゆる「ステンシル」のように、穴の開いたプレートの上から、スプレーで色を吹いて文字を書く手法があります。同じ字を大量に書かねばならない場合に有効な手法だったのですが、最近はほとんど印刷やシールで置き換えられてしまいました。こういう手作業…

変体仮名に挑戦

実は変体仮名を知らないので、街で見かける字を題材に、少しずつ覚えていきたいと思います。参考にしたのは以下のサイト。 いにしえのもじをよんでみようの「変体仮名を覚えよう」 書は人なりの「変体仮名ができるまでの歴史」 まずは蕎麦屋さん。二文字目が…

バスの入口、出口

最近気になっているのが路線バスの乗降口の書体です。「出」の上下のバランス感覚といい、「口」の縦画が上に出っ張っているところといい、なんというか、その、印象的です。 どういうわけか、どのバス会社でも同じ書体です。これは阪急バス。 これは市バス。…

運送会社の文字の傾向

以前、洗濯洗剤について書いたことがあるのですが(→「洗濯洗剤の名称と書体」)、それぞれの業界ごとに、それぞれの個性があります。運送会社の業界だと、古い書体、古い字体が好まれるようです。 以前、別のネタ(→「之繞(しんにょう)の道」)でも使った…

之繞(しんにょう)の道

駅から会社まで、いつものように歩いていると、マンホールの類の鉄の蓋に、三点の之繞(しんにょう)を見つけました。 さらに行くと、同様の鉄の蓋で、二点之繞(しんにょう)を発見。 さらに一点之繞(しんにょう)も。なんだか之繞(しんにょう)の歴史を…

洗濯洗剤の名称と書体

その業界の人(どの業界?)にとっては当たり前なのかもしれないけど、以前から、洗濯洗剤の名称と書体が妙に気になっていました。薬局で、たまたま売られていたものだけを対象に、文字収集。 傾向として、以下のことが言えると思います。 名称について 音引…

「一太郎 文藝」の秀英体の解説はよくないと思う

「一太郎 文藝」に秀英体を使うことは、とても良い企画だと思うし、秀英体が好きで買う人も結構いるのだと思います(私もちょっと欲しい……)。 でも、解説に使われている画像は、これはよくないと思います(少々画像を荒くしていますので、興味のあるかたは…

草書、「田」の中が「メ」

阪急電鉄の切符で、梅田駅の「田」の字が「×」になっている件で、わりと無責任に「草書でも行なわれている」と書いてしまったのですが、その続きです。 写真は「福」の字ですが、右下の部分で、中身が「×」になっています。この写真を見ると、「×」というよ…

隷書の書体

トラックバックをいただきました。ありがとうございます。「はてなの茶碗」の 8 月 19 日から引用。 こゝにも示偏の字形の不統一が。たゞこれは隸書の字形の樣に思はれます。だとすると必ずしも不統一とは呼べないのではないでせうか。 ご指摘ありがとうござ…

部首の字形の不統一

(宮島ではない土地の)厳島神社のお守り(?)をいただきました。「神」と「社」で、示偏の字形が違います。同じ形の示偏が縦に並ぶと妙に規則的になってしまうので、それを嫌ったのではないかと(勝手に)推測しています。そういう事情は理解しているつも…

音引き「ー」と漢数字「一」

写真は「ブラウニー一泊舎営」の一部。相当数の書体で、音引き「ー」と、漢字の「一」が区別できないことについて、ついつい根源的な疑問を感じてしまいます。

旧字と新字の狭間で

「学」のデザインが、微妙に旧字っぽい。個人的な感覚としては、好感が持てます。でも、旧字を知らない人にとっては「なんだか変な形……」で終わってしまうわけで、そう思うと、ちょっと寂しい。そして、旧字を知らない人のほうが多数派だと思うと、もう少し…