梅田の「田」

阪急電鉄の切符では、梅田駅の「田」の字の中が「×」になっています。なんでもまだ自動改札がなくて、駅員さんが切符を目視確認していたころの名残だそうです。詳細は、Wayback Machine で掘り起こした阪急のサイトをどうぞ→「びゅんびゅん☆豆知識」。

非常に個人的な願望ですが、こういう雑学っぽい根拠による字は、是非、次世代へ継承して欲しいものです。雑学が大好きなのです。


以前、阪急梅田駅を利用したときに撮影したものです。国構えと片仮名の「メ」を重ね打ちしているように見えます。独特の字を保存するための工夫なのだと思われます。


同じ時期に撮影した、こちらは小さい字。「メ」との重ね打ちではなく、ちゃんと(?)外字を作っているように見えます。


最近、また梅田駅を利用することがあったのだけど、いつの間にか小さい字も「メ」になっていました。

ちなみに、上記の阪急豆知識で、以下のようあります。

でも、漢字のテストでこんな字書いたら、先生は、マルくれへんなぁ〜。電車のすきな先生やったら、しってるかなぁ。

「田」の中を「×」に書くのは、草書などでも行なわれていて、鉄道マニアだけの話ではありません。もしかすると書道好きの先生でもセーフなのかもしれません。

追記 8/23:「草書などでも行なわれていて」のあたりに関して、続きを書きました→「草書、『田』の中が『メ』」。