2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ドル「弗」

とあるパチンコ屋さんにて。「弗」を「ドル」と読ませています。「弗」の字は、日本では「弗素」(フッ素、ハロゲン族元素、記号 F、原子番号 9)以外での用法はほとんどないと思います(フッ素を漢字で書く人もいませんが……)。 「強引な当て字だなあ」と思…

縦書きの「(株)」

当たり前ですが、縦書きと横書きでは、括弧の向きが異なります。 ところが、「(株)」は、縦書きのときも、括弧は横書きです。 これも。 こっちも。 有限会社も。いわゆる「機種依存文字」の中に、1 文字で「(株)」を表現した字がありますが、上記の看板…

振り仮名の位置

とある学習塾の看板にて。縦書きの振り仮名は右に置くものだけど、この看板では上に置かれています。あ、そうか。本当は横書きで、一文字ごとに折り返しているんですね(←大嘘)。

象形文字?

とある土産物屋さんの店先にて。なんとなく、象形文字のような、もしかしたら宇宙人の壁画の類のようにも見えます。 なりたちとしては「天」の字に近いように思います。 ……が、実際に売られている商品を見ると、「妖怪饅頭」。ええと、その、つまり、ここは…

びっくり引用符

とある食堂にて。この引用符にはびっくりしました。

「ぎざ工」について、説文解字を確認

これまでの経緯。 ぎざぎざの「工」 最近あまり見かけなくなった「ぎざ工」、漢和辞典にも載っていないので、わりといい加減な俗字と思っていた。 でも真面目に調べてみたら、正式な場面でも使われる、由緒正しい字形であることがわかった。 どうして伝統的…

ダンボール箱に印刷されていた「窓」の字。微妙に左右対称で、何かの顔みたいに見えるような気がしないでもない。でも変な奴だとは思われたくないので、深入りしないように気をつけなくては……。

P▼

駐車場の看板。これは明らかに「左側が駐車場」という意味。「右上が駐車場」や「右下が駐車場」といった解釈も成り立つような気がしないでもない。でも変な奴だと思われたくないので、深入りしないように気をつけなくては……。

閉まってしまう

「閉門」の中身(?)が「〆」になっていました。なんだか〆切りが迫っているような雰囲気で、緊迫感のある「閉門」です。

立入禁止?

立入禁止なのですが、用を足したくなったら慌てて入ってしまいそうな気もします。 丸で囲まれると、なおさら入ってみたくなります。私だけでしょうか。 今度こそ文句なしの立入禁止、と思いきや、よく見ると「ポケットハンド禁止」とあります。世の中、思う…

重ね打ちによる合成の続き

JIS X 0213 本体 8. より引用。それでもやっぱり重ね打ちで丸付き数字とかをつくれない、大きな丸「◯」の件。 8. 合成文字の取扱い この規格で規定する符号化文字集合中のすべても図形文字は、別に規定するものを除き、現在位置の前進を伴う文字とする。JIS …

重ね打ちによる合成

JIS X 0208 本体 8. より引用。なんとなく重ね打ちで丸付き数字とかを作れそうな、大きな丸「◯」の件。 8. 合成文字の取扱い この規格で規定する符号化文字集合中のすべての図形文字は、現在位置の前進動作を伴う文字(スペーシング文字)とする。JIS X 0211…

アルファベットの小文字「l」と数字「1」

JIS X 0208 解説 3.7.3.5.1 より引用。タイプライタで、アルファベットの小文字「l」と数字「1」を兼用していた件。 例えば、ASCII を用いると決めたときには、数字の“1”は、“1”(3/1)によってしか表現できないのであって、(往年のタイプライタの時代のよ…

小書きの「ヶ」

JIS X 0208 本体 6.5.2 より引用。小書きの「ヶ」は漢字だが、なぜか片仮名に分類されている件。 e) 片仮名 片仮名は清音、濁音、半濁音及びよう(拗)音・促音などの小文字からなる 86 文字とし、名前及びビット組合せは、付属書 4 表 12 による。 参考 小…

之繞(しんにょう)の道

駅から会社まで、いつものように歩いていると、マンホールの類の鉄の蓋に、三点の之繞(しんにょう)を見つけました。 さらに行くと、同様の鉄の蓋で、二点之繞(しんにょう)を発見。 さらに一点之繞(しんにょう)も。なんだか之繞(しんにょう)の歴史を…

正しくない(?)象形文字

お菓子(ハタダの「栗タルト」)の包装にて。ありがちな象形文字のデザインだろうと気にしてなかったのですが、よく見ると、ただの絵(うちわ、栗など)が紛れ込んでいます。ついつい「正確さに欠ける」とか「教育上問題がある」とか「漢字文化破壊だ」とか…

どんどん薄くなる「一」

知る人ぞ知る老舗旅館「俵屋」の通販パンフレットにて。少々ピンボケで申し訳ないのですが、一円の携帯電話ではこれが限界……。 「一つ一つ……」とありますが、漢数字「一」の薄いこと薄いこと。句読点よりも薄いのではないかと思われます。 こちらは「唯一天…

実用品なのに個性的な字形たち

消火用設備にて。「専」の脚にある「寸」の点が、妙な方向に曲がっていて、個性的です。デザインを追及する場面ならともかく、こういう実用工業製品で個性的な字形に出会うのは、不思議といえば不思議。常用漢字の字形は(強制力がないにも拘わらず)もうこ…

「いたずら」と「いたづら」

(前置きが長いですが、ご容赦を……)普通は「いたずら」と書きます。ですが、ほんの五、六十年前までは(祖父母、曾祖父母の世代までは)「いたづら」と書いていました。いわゆる「歴史的仮名遣い(旧仮名)」で、普通の辞書を調べれば簡単にわかります→大辞…

しっかり、タッチ

自動改札にて。カードでタッチするだけで通れるタイプ。「しっかり」という語と、「タッチ」という語は、微妙に相容れないような気がしますが、タッチすべきカードを持っていない人間の負け惜しみかもしれません。

のまネコ

追記(9/12):のまネコ騒動については「エイベックス著作権違反疑惑「のまネコ」のまとめ」が詳しいように思います。 のまネコが、なにやら問題になっているようです。もともと、このネコのような生き物は「ギコ」、「モナー」、「モララー」といった呼称を…

夏祭り

夏祭りのビラ、どうということもないのですが…… あっ、裏返ってる。

下町の心意気

とあるスーパーの売場にて。「駄菓子」と「下町駄菓子」を区別しようとする、その心意気を見習いたいと思います。

喫茶店の「ぎざ工(紅)」

会社の近所の喫茶店の看板で、ぎざぎざの「工(紅)」を発見。参考:「ぎざぎざの『工』」

「熱き舌戦い」

「舌戦(ぜっせん)」という語を知らないわけではないのですが、「熱き舌」+「戦い」のように思われてしかたありません(画像は「毎日新聞(MSN-Mainichi INTERACTIVE)」より引用)。なるほど組版というのは、こういう場面でこそ活躍すべきなのだろうなあ…