2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

漢字一字に思いを込めて

京都でタクシーに乗ることがあり、ふとみると見慣れない字が。「聯」は、常用漢字に含まれないので、最近は確実に「連」に書き換えられてしまいます。でも、もともとは別の字。当用漢字、常用漢字以前は、場面に応じて使い分けられていたはずです。「連」は…

新聞より、「子」(十二支)

新聞より。「こ」や「し」ではなく、「ね」(十二支)です。多分、「ね」(十二支)であることを読者に知らせるために、わざわざ鍵括弧をつけたのでは、と邪推していたのですが……。……よくよく考えてみると、逆に、鍵括弧があることを根拠に「ね」(十二支)…

新聞より、O157

新聞より。見出し全体は、いわゆる「サンセリフ」なのに、O157 の「O」の部分だけ、「セリフ」な書体(→Wikipedia「セリフ」)。どうして「O」だけ書体を変えているのか、痛いほど理解できるのですが、だからこそ痛々しく思えてなりません。

振り仮名は誰のために、その 2

以前書いた「振り仮名は誰のために」の続編。 エレベータのドアには、必ず「注意」と書いてあります。これは大人にも子供にも読んで欲しいメッセージなので、たいていは振り仮名が振られています。しかし、この写真の振り仮名は、なにしろ小さい……。これでは…

んばば、どそそ

とあるスーパーの広告より。んばば、どそそ。狭い紙面に情報を詰め込みたい気持ちはわかるのですが、もう少しだけ行間が欲しい。

小さいトド

ブログをはじめたばかりの頃、「カップヌードルの『ド』」について、やたらと長くてわかりにくい文章を書いたことがあるのですが、要するに、こういうことだと思うようになってきました。つまり、発音を忠実に再現しようとすると、「ド」や「ト」は、ついつ…

変体仮名駐車場

右側の「お」は普通の仮名に見えますが、中央上の「お」は、ついつい「変体仮名」と言いたくなります。しかし、街中の駐車場でこんな字を見ることができるとは。ささやかな幸せ。※関連→「変体仮名に挑戦」

虫干しをしたいのですが……

とあるルートで、広辞苑の第二版を入手。実は私、辞書らしい辞書を持っていなかったので、素直に嬉しい。なるほどこれが有名な「広辞苑前文方式」ですね、などとページを繰ってニヤニヤしたり。怪しい男。ぺらぺらページを繰りながら、なにしろ古いものなの…