つふいめ、すむ天


慣れてないと読めないものだと、痛感します。最初、一文字ずつ拾い読んだときは、「つふいめ?、すむ天?」と、ハテナが飛びました。

以下の二点(いずれも古い国語表記のルール)を知っていれば、すんなり頭に入ってきます。

  • 右横書き(逆から読む)。
  • 濁点は書かない。

「名物」の「天むす」です。千寿というお店で、非常においしゅうございました。

まだまだ変体仮名修行中。

まだまだ変体仮名の修行中です。


これは「いけだ」。「だ」は「多」由来で濁点つき(読めなかったので後で調べました)。


「きそばやぶ忠」。変体仮名率五割の看板。「そ」「ば」はそれぞれ「楚」「者」由来、「ぶ」は「婦」由来(これは読めました)。


「せんべい」。「べ」は「遍」由来で濁点つき、「い」は「以」由来(どちらも読めませんでした)。


「はま寿司」。「ま」は「満」由来(「ね」と勘違いしてました)。

一勝三敗。まだまだ修行は終わりません。

過去の変体仮名の記事→カテゴリー [変体仮名]

毎日もんじゃ焼


もんじゃ焼屋さんに「毎日(中略)100 円もんじゃ」の暖簾(のれん)が。

でも何やら、「毎」と「日」の間を、テープで消してあるみたい。近づいて確認したら、最初は「毎週土日(中略)100 円もんじゃ」だったみたい。

なるほど。

縦書き用の音引き、横書き用の音引き

以前、音引きが縦書き用か横書き用かで熱く語ったことのある文字裏太郎。

→「案外楽しいかもしれないビル文字の世界」の後半部分。

ややこしい話で申し訳ないのですが、つまり「縦書き用の音引きを横書きで使うのは、違和感はあるけど、昔はそれなりに行なわれていた」という話。


で、今回見つけた、とあるホールの裏口にあった小さな看板。これは逆に、横書き用の音引きを、縦書きに使ってあります(ややこしくてすみません)。

どういう事情があったのか、いろいろ推測する文字マニア。

結論。そんな細かいこと、どっちでもええやん。