のまネコ

追記(9/12):のまネコ騒動については「エイベックス著作権違反疑惑「のまネコ」のまとめ」が詳しいように思います。

のまネコが、なにやら問題になっているようです。

もともと、このネコのような生き物は「ギコ」、「モナー」、「モララー」といった呼称を持ち、2ちゃんねる内で広まったものだそうです。これを(2ちゃんねるを無視するやりかたで)商用利用しているところに問題があるようです。

ぜんぜん関係ないのですが、こんなことを思いつきました。

  • ここで問題になっている「ネコのような生き物」は、2ちゃんねる内で発生した、一種の「文字」である。
    • 2ちゃんねる内では、誰でも自由に、この「文字」を利用できる。
    • この「文字」は、単体でも、ある程度の意味概念を表しているが、文脈にそって適切に利用することで、より豊かな概念を伝達することができる。
  • この「文字」(ネコのような生き物)は、「字形差」を持つ。
    • 「ギコ」、「モナー」、「モララー」は、2ちゃんねる内で発生した「字形」のバリエーション(「字形差」)である。
    • それぞれの「字形」は、出現する時期に歴史的な差があり、厳密には微妙に異なる意味を持つ。
    • 一部専門家は、「字形」の違いを指摘し、正しい使い分けを推奨するが、多くの人は、まったく同じ「文字」(ネコのような生き物)として認識している。
    • この「文字」(ネコのような生き物)の「正字体」を求めて歴史をひもとくのは有意義なことだが、信頼できる文献が少なく、俗説も多いため、研究は困難であり、信憑性に疑問の声もある。
  • この「文字」(ネコのような生き物)の、新しくデザインされた「字形」が、「のまネコ」である。
    • のまネコ」は、この「文字」(ネコのような生き物)が、初めて2ちゃんねるの外で流通した、特殊な事例である(「ギコ猫」が流通しそうになったことがあったが、公式に流通することはなかった)。
    • この「文字」(ネコのような生き物)が本来持っていた意味は、「のまネコ」では、ほとんど失われている。流通したのは「字形」デザインのみで、文化的背景は無視されている。アルファベット文化圏における漢字プリントのシャツみたいなものだと思われる。
    • 一部専門家は、「根拠のない『字形』だ」、「誤った『字形』により、歴史的に正しい『字形』が失われてしまうのでは」、「外圧による『字形』の強制は文化的に許せないことだ」と、問題視している。

こうして書いてみると、本当に何にも関係ないなあ。