振り仮名は誰のために、その 2
以前書いた「振り仮名は誰のために」の続編。
エレベータのドアには、必ず「注意」と書いてあります。これは大人にも子供にも読んで欲しいメッセージなので、たいていは振り仮名が振られています。
しかし、この写真の振り仮名は、なにしろ小さい……。これでは背の小さな子供の目には入りません。振り仮名をつけた意味は、果たしてあるのでしょうか。
このくらいの大きさがあれば大丈夫。無理に漢字を使う必要はないと思われます。
こんな視点で世の中を見ていると、「小さな字の振り仮名」の多いこと多いこと。その振り仮名を誰が読むのか(大抵は子供が読むわけですが)、考えたことがあるのでしょうか。
……きっと何にも考えていないに違いないぞ、と思って、あらためて色々調べていると、「禁煙」に振り仮名をつけるケースはないようです。まったく考えていないわけではないようで、安心(?)しました。
※関連→「片仮名に振り仮名」