鍋蓋(なべぶた)の「気」


図書館にあった古い雑誌から。気の上部が、いわゆる「鍋蓋(なべぶた)」になってます。最近は、もうほとんど見かけません。

鍋蓋(なべぶた)になったからといって、別の字と間違われたりすることはないので、実用上は何の問題もないはずです。

昔はこういう微妙な字が多くあったように思うのですが、義務教育の効果か、急激に減少しています。パソコンの(電子フォントの)普及で、さらに拍車がかかりそうです。

良いか悪いかは別にして、文字も、無個性の時代なのかもしれません。さようなら、「鍋蓋(なべぶた)の気」。


……などと思ってたら、わりと新しい工場の敷地内に「鍋蓋(なべぶた)の気」を発見。ちょっと嬉しい。頑張れ負けるな僕らの「鍋蓋(なべぶた)の気」。