「大きな字」を探そう

拗促音を小さく書くこと(「っ」、「ゃ」など)、いわゆる「小書き」、が定着したのは、わりと最近のことのようです。少し意識して探せば、わりと簡単に大きな拗促音が見つかります。

どちらかというと、促音(「っ」)よりも、拗音(「ゃ」など)のほうが簡単に見つかるようです。


ジャガイモのダンボール箱にて。大きな「や」です。いや、別に「大きい」わけではないのですが。


駅のホーム。わずかに大きさの差があるような気もしますが、おおむね大きい「ゆ」と見てよいでしょう。だから大きくないってば。


これはちょっと興味深くて、「つ」は小さいのですが、「や」は大きいのを使っています。いや、その、大きくはないのですが。


※ 印刷物の振り仮名では、小書きは使わない、というのが常識のようです(小さい字は印刷時に潰れがちで、読みにくいため)。たとえば「接客」には「せつきやく」と振り仮名が振られます。最近は技術の進歩もあり、しばしば小書きの振り仮名も見られるようになりました。なんだか古くからの風習が廃れるみたいで、無意味に残念です。