裏返し千秋?

※ 7/14 追記。「日本語練習中」の 7/12 のエントリーを読ませていただき、納得しました。ありがとうございます。「秋」の本字とのでした。そう言われてみれば、「略」や「裏」など、配置の入れ替わった異体字って他にも結構あったように思います。後でちゃんと調べてみます。以上追記でした。


もう随分前のことなのだけど、兵庫にある小西酒造のお酒の博物館(ブルワリーミュージアム)へいく機会がありました。そこで展示されていたディスプレイに、なにやら奇妙な「秋」の字が。左右が(偏とつくりが)入れ替わっています。書体的にちょっとどうかな感じもしますが、それはさておき。

ちょっと調べてみると、写真の詩は、頼山陽という有名な歴史家・漢詩人・文人かつ芸術家の人による白雪賛詩とのこと(「白雪 450年の系譜」の文政 4 年 (1821)のできごと)。でも、偏つくり逆の「秋」については触れられていません。


もう少し探すと、ふたつほど画像が見つかりました。まずは、伊丹の紹介ページ「ゆめひとくらし」から。


もうひとつは、小西酒造の「写真に見る白雪広報史」の明治 44 年の写真から。

偏とつくりが逆、というよりは、裏表逆のようにも見えます。

これって何か意味があるのでしょうか。何か雑学とかご存知でしたら、ぜひ教えていただきたいのですが……。