どんどん薄くなる「一」

知る人ぞ知る老舗旅館「俵屋」の通販パンフレットにて。少々ピンボケで申し訳ないのですが、一円の携帯電話ではこれが限界……。


「一つ一つ……」とありますが、漢数字「一」の薄いこと薄いこと。句読点よりも薄いのではないかと思われます。


こちらは「唯一天然の……」。やはり「一」の薄さに驚きます。そこに漢字が存在していることを見落としてしまいそうな薄さです。

この薄っぺらな「一」には、文字ブロックの「黒み」を均質にするような効果があるらしく、DTP の普及とともに(個別文字ごとのサイズ情報を持つフォントの普及とともに)、急速に勢力を伸ばしつつあります。

理屈はわかるのですが、それにしても薄すぎると感じるのは、私だけでしょうか。